邦楽界の自担(?)の結婚経験があるジャニオタが現担当の結婚について考える

二度めましてこんにちは!

今回は結婚について考えてみようとおもいます。
いきなり重いテーマですが(笑)、実はこれが書きたくてブログをはじめたといっても過言ではないので、長くなりますがお話しさせていただきます。
 
今春、わたしがだーーいすきな櫻井翔さんがレギュラー番組にて、オネエと結婚についてお話しする機会がありました。
Twitterのタイムラインでお見かけした多くのファンのかたと同じように、わたしも壁ドン顎クイからの床ドンでふわふわに舞い上がったテンションをずどんと叩きおとされるほど、翔さんの口から発せられた『結婚』というワードは重く響きました。
そもそも"アイドル"の結婚に関してわたしは肯定派で、ファンのためにこれだけ頑張ってるひとたちなんだから自分のしあわせも大事にしてほしい!そのひとが考える"しあわせ"が結婚ならそれもアリじゃん!と思っているのですが、それが果たしてだーーーいすきな翔さんだったら…同じことを思えるの…!?どうしよう、そんなにすきなひとが結婚してしまったことがないからわからな――あ、あったわ。
 
そう、今をさかのぼること7年ほど前。
当時大学4年生だったわたしは、ポルノグラフィティの、とくにボーカルである昭仁さんの大ファンでした。
 
デビュー曲アポロを聞いたのが中学2年生。
昭仁さんの歌声に完全にハマり新藤くんの歌詞に感銘を受け、しばらくはその頃すきだったKinKi Kidsと平行して応援していましたが、高校進学とともにふんわりとジャニーズを卒業してからはポルノグラフィティ一本になり、高校3年の冬に念願叶ってはじめてライブという場所に足を踏み入れてからはもう後戻りできるわけもなく、めでたくファンクラブにも入会。
大学で同じくポルノグラフィティファンの友人に出会ってさらに加速し、円盤を買い集め雑誌を買いあさりライブに通いときには遠征もして、対象がちがうだけで今とあまり変わらないことをしていました(笑)
 
アイドルとロックバンドのボーカルじゃ比較にならないと思われるかもしれませんが、"その時のわたし"は"いまのわたし"が翔さんをだいすきなように昭仁さんのことがだーーいすきで、歌声や曲が素敵だなとおもうだけでなく、岡野昭仁という人物を"あこがれの存在"としてみていました。
 
そんな2008年1月。ファンクラブの会報がとどきました。
封筒の中身はとくに変わった様子もなく、いつものように記事を読み進めていたのですが、昭仁さんの個人コーナーのいちばーーん最後、右下にちいさく四角で囲われた細かい文字が並んでいることに気づきました。
いままでこんなのなかったのになんだろう、新しいコーナーでもはじめるのかな、とおもって読みはじめたけれど、それは予想を裏切る、というか予想だにもしていなかったものでした。
 
現物が手元にないのでニュアンスになってしまうのだけれど、そこには入籍を決めたこと、お相手は一般の方でお子さんがいて、強く生きるふたりを支えたいとおもったこと、会報のスペースをとってしまって申し訳ないけれど、ファンクラブの会員のみなさまにはいちはやくお知らせしたかったことなどが、昭仁さんらしい穏やかで誠実な文章でつづられていました。
 
え?なに?けっこん?いっぱんじん?え??なに??これ、なに??
って、はじめて読んだときはまったく内容が頭にはいってこなくて(笑)
何度も何度も読み返してやっと理解したときは、もう涙がぼろぼろとこぼれて止まりませんでした。
しばらくは、ただただびっくりしたのと、昭仁さんが遠くに行ってしまったようでさびしいのと、でもうれしいことなんだから祝福しなくちゃって半ば無理やりよろこぼうとしたのと、感情がごちゃまぜになってもう言葉にもならず。。あんなにフクザツな気持ちになったのははじめてだったなあ。。
でも少しして落ち着いたら本当に心からうれしいなとおもえたし、改めて昭仁さんの言葉を読み返して、彼らしいファンに対して真面目なメッセージでやっぱり彼のことがすきだなあとしみじみ感じて、それでまた泣いて。。
当時やっていたポルノグラフィティのファンブログに、
『結婚しても昭仁さんのことがだいすき(;;)これからも応援する!!(;;)』
なんて書きなぐったのを覚えてます。笑
 
そんなことを言っておきながら、3か月後に社会人デビューを果たしてしまったわたしは、不規則なお休みと遅い帰宅時間で仕事に行って帰って寝るだけの毎日のなか全く趣味の時間がとれなくなり、だいすきだったライブにも行けず、気が付いたらLove up!(ポルノグラフィティのファンクラブ)すら更新を忘れいつの間にか退会。。
新譜を買ってテレビをチェックする程度のいわゆる"お茶の間ファン"になってしまったのでした。
 
それでも継続してCDは買って聴いていたので、ある日ぼんやりと気づきました。
昭仁さんの書く歌詞、変わったなあ…と。
もっと濃く追いかけてたらすぐ気づいたかもしれないし、全然チェックできてなかった雑誌等でご本人が言及していたかもしれないけれど、昭仁さん詞の新曲を聴くたびにじわじわと、あれ?今までと違うなっていう違和感みたいなものがだんだんと確信に変わっていきました。
 
これは本当にわたし個人的な考え方だしご本人や一般的なポルノグラフィティのファンの方たちとは見解が違うのかもしれないけれど、昔から"晴一さんの書く詞はノンフィクション"で"昭仁さんの書く詞はフィクション"っていう印象があって。
実体験は書かないと言っていた晴一さんに対して昭仁さんは自分の内面や等身大の言葉を歌詞にしていると感じることが多く、(『n.t.』『朱いオレンジ』『東京ランドスケープ』などはとくに)、歌詞を読むのがすきだったわたしはどちらかというと晴一さんの表現力のあるまるで物語のような歌詞に"読みごたえ"を感じていました。
 
でも、最近の曲を聴いているときにふとひっかかるフレーズがあったりぐっときて歌詞カードをめくりたくなったりすると、昭仁さんの作詞であることが増えてきて。
なにが違うっていうのはうまく言葉にできないのだけど、ふわふわしていた言葉たちが少しずつ地に足をつけて歩きはじめて、もっと深く遠くまで見えてくるようになったみたいな…ホントうまく言えないのが悔しいのだけど。。『君は100%』や『ワンモアタイム』みたいな力強くひとに寄り添って背中を押すような歌詞を昭仁さんが書いていることに感動すら覚えて(何様だよって話ですが)、いつからだろうっておもってさかのぼり始めたら、はじめに感じたのは『ROLL』だったことに気づきました。
全力でファンやってたころだったよ…!
 
これはCMソングにも使われていたのでなんとなく聴いたことがある方が多いとおもいますが、歌詞が!とっても!いいんです!!
前半は一方的に自己満足で"君"をただ愛するしかできなかった"僕"が気持ちがうまく伝わらず悩んでいるのだけど、Cメロで"君"の心の深くまで触れて目をそらしていた"君"が抱えてる苦しみや悲しみもすべて知って受け止めることで、最後には《僕がずっと抱いてあげる》《名も知らぬ花でもいい(中略)ずっと咲かせる》と、もう一歩踏み込んだ"愛"を知って永遠を誓う、そんな素敵なラブソングなんです…!!
特に悩んでいた"僕"が答えをみつけて迷いから抜け出したところ、大サビで演奏が止まって昭仁さんの声がすとんと抜けた時の爽快感たるや…!
(急に熱くなってしまった)(まだ語りたいけどもうやめときます)
 
これがリリースされたのが、結婚発表の約3年前。
 事実と全然違うかもしれないし、ものすごく勝手な勘繰りだけれども、もしかしてこのころから"結婚"というものを考え始めたのかなあ、なんて思ったりして。。
(翌年には『ジューンブライダー』というもろウェディングソングも世に出ています)
 
もともと昭仁さんは"ノンフィクション作詞家"としてはわたしのなかで非常に定評があって、活動初期にライブでのみ披露されていた(最近シングルのカップリングとして音源化されましたが)『LIVE ON LIVE』のライブが始まる前の空気感やステージに立つ側の熱が伝わってくるような歌詞が素晴らしかったり、『Aokage』は故郷での実体験を書いたとてもかわいいラブソングだし、車を買ったのがうれしくて書いたという『クリスチーナ』はおちゃめな歌詞でテンションの高さが伝わってきて微笑ましいし…
 
そんな昭仁さんが夫になり父になって書いた言葉たちは以前よりもぐっと現実味を帯びて力強さを増し、説得力のある歌詞になりました。

変わったのはラブソングだけじゃなくて、前述もしたけれど結婚後に発表された『ワンモアタイム』や、アルバム曲では『FLAG』みたいな、自分を語るだけではなく聴く人の背中を押してくれる、一緒に歩いていこうと手を引いてくれる、そんな曲が増えたような気がします。
MCやインタビューでも、前を向いてまだまだ上を目指して走り続ける強い決意のようなものを感じられるようになりました。
実は昭仁さんが結婚する前はどこか優柔不断で頼りない印象を持っていたので(昭仁さんごめんなさい…笑)、ひとって結婚するとこんなに変わるんだ…!と驚きました。
 
青かった若葉が季節の深まりにあわせて暖かく色づいていくような、穏やかだけど確実な変化。
もちろんすべて"結婚"という経験だけが影響したものとはおもってないけれど、とても大きい変化だったろうな、というのは最近自分も同じ立場になりつつあって実感しています。
 
そしておもう。やっぱり昭仁さんがすき!結婚する前よりいまの方がもっとすき!!
翔さんもだいすきだけど結婚したいのは全世界中のひとをあわせてもダントツ昭仁さん!!
すべてを受け止めて愛してくれるやさしさを持っていて、ちょっとおちゃめなのにまだまだ走り続ける覚悟も努力もしててものすごーーーくかっこいい!こんなすてきなひと、他にいます!?
絶対結婚するなら昭仁さんしかいない…!と、いまのわたしはおもっています。
転職して自分の時間が持てるようになってからは、無事にファンクラブにも出戻りを果たしました♡
 
なんかただのポルノグラフィティのファンブログみたいになっちゃったけど(笑)、わたしが書きたかったのは、既婚者のファンやるのもわるくないよ♡楽しいよ♡♡ってことです。
 
いつか翔さんも結婚をするときが来るかもしれない。
そのときもいまと同じぐらいの熱量で応援できていたら、たぶんわたしはやっぱり泣くとおもうし、しばらくはただたださびしい気持ちが勝ってしまうかもしれない。
でも、泣いて泣いてちょっと落ち着いたら、この記事を読み返そうとおもいます。
そうしたら心からお祝いできて、新しい翔さんのすきなところもたくさん見つけられるとおもうし、きっとまたそれまでのように、もしかしたらそれ以上に、翔さんのことをすきになれると信じているので。

最後に、曲のタイトルから歌詞を読んでもらえるようにリンクをはっておきました。
少しでも興味を持っていただけたなら、お時間のあるときにでも読んでみてください。
さらに気になったらぜひ音源も聴いてみてください。
きっと昭仁さんの言葉と声がやさしく寄り添って前に進む勇気と力をくれます。
 
わたくしからは以上です。ありがとうございました!